鉄道模型といえばジオラマ制作ですが、よりリアルな表現を求めるとウェザリングのテクニックが欠かせません。中でも、錆びの表現は非常にリアルでノスタルジックな情景を浮かび上がらせます。鉄道車両そのものや線路、標識や自動車、ガードレールとその他いたるところに錆が浮いているのがリアルな世界です。ここでは、鉄道模型ということで車両そのものの簡単な錆びのウェザリング方法としてタミヤのウェザリングマスターを使った方法を説明します。錆びの表現にはウェザリングマスターのCセットを使います。
ウェザリングマスターはちょうど女性のファンデーションのようなもので模型の表面にパフやブラシ状のもので、ウェザリングを施していくものです。購入してきたままの車両モデルでは、プラスチックそのものでとてもリアルとは言えません特にジオラマに配するには不自然すぎます。そこで、墨入れなどを施してある程度ディティールアップした車両に、ウェザリングを施します。
方法は簡単でウェザリングマスターについている筆のスポンジのほうで、実際の車両の写真などを参考にパウダーを塗り付けます。多少、大目に塗っても後で拭き取ることができますのでさっと塗り付けます。その後、ブラシのほうで、細かな隙間や奥まったところに錆が浮いた状態を作っていけば完成です。